brightcommons table

マラソン/ランニング。IT寄りの/IT以外の日常。美術展/建築/工業デザイン。長文でもなるべく読みやすく構成する文章練習帳

書道展鑑賞。第11回 #monochrome展

言わば自由律書道。 ひたすら自由なのに、皆さんの基本技術(≒律)があるので安心して美しい😊

"自由=適当"ではないなあ。がよくわかる空間でした

SNS OK

ということで、惹かれた作品をそこかしこに見て回り。好きなように紹介していきます

敬天愛人

順路上だとかなり最初のほうに配された作品がこれ。

こんな晴れやかな自由作品が、これから進む先に並んでいますよとプロローグのように教えてくれる。

繋いでます。繋がってます。

字に素直にまっすぐに向き合うとこういう発想出てくるのだろうな。キーボード変換頼りの現代、忘れている感覚

しんにょうの伸び方。伸びに伸びて字全体を受けとめ、バランスをとり構図が一度決まる。

そして紙をカットして再配置。二度めの構図。

こういう筆の跡はじっと眺めてしまう。平面の作品、細部に立体が宿っている。

ラソン愛 増殖中

そうこの方の作品を皆さんのブログ(アメブロ)で知ったのが、この書道展に向かうきっかけでした。

これだけ多彩な色を登場させたのは、見回った数ある中でもこの作品くらい。 壁や紙(キャンバス)が白である前提の作品がほとんどなのに、のっけから「非白」を背景に構成。

ランニングしない人から見れば"異色"であろうショッキングピンク。 もしかしたらこのビビッドを受け止めるためにこれだけ色を使ったのだろうか。

「楽」「挑」や「心技体」を極めた最上位にあるこの白い部分、、いったい何なのだろう

水彩画の域。青だけで何色使っているのでしょう。

龍神

オーソドックスで真摯。そして「龍神を書かされました」とは…「龍神さまに気持ちを動かされ、自発的に筆が動いた」なのかそれ以外か🤔

そこが気になった(そこ?)

海の泡の如し

筆跡を斜めそばから追うと、水糊のような何かでなぞられている。説明を見ると「レジン」とある。水を模していておもしろい。

照明ありきというか、当たる角度によっても表情は変わりそう。

※最近歯科に行き小さい虫歯を治してもらったとき、つめてもらったのがレジンだった(コンポジットレジン、CR、UVで硬化させて固めるタイプ)

A bunch of flowers with love

バラにも見える花それぞれも、中には何やら文字が書いてある。 (小さく丸められた)文字たちが集まり、大きな花束を成している。フラクタル

書スプレーアート

1枚ずつの色なり字形なりがしっくり来る。ぜんぶ目で追い眺めてしまった

一番気になったのはこれ「誠」

この字だけしばらく「姉」に見えて、なんでこの色なんですか、お姉さんが好きな色?などともやもやと推測。

しばらく目を離し、また視線を向ける…と「妨」とわかった。アハ体験とか懐かしいですね

自分の名前

「英語で書くのは初めてだったので、とても楽しくおもしろかった」

こういう感想を見ると、漢字/かな/アルファベットが使える日本語の豊かさにあらためて感謝。まだカタカナもある。

「癒」をこんなにワイルドに描けてしまうのか~斬新。

額になった包装紙?がほのぼの。もちろんこれも作品の一部でしょう

愛猫

この写真では再現できていないけれど「愛」1画め、「猫」けものへんがグレーで描かれ、モダンな感じがとてもよかった #語彙力

東京芸術会館

池袋駅西口側。この会館前の広場には以前の山手線ランで来たものの、入館は初めて

ほぽ降りない駅だけれど、東口側と両輪、身近な芸術が育っていく街?になっていくように感じた

民間芸術

これまで何ということはなく目をやっていたパンフレット群。このご時世、規制され楽しめなくなっていた時期を経ると違った見え方が。

ともかく、音楽/演劇/映画/書道を含む美術展。作る側も観る側も。民間芸術の楽しみが再開されてよかった。

※2021/5月の各規制にも意味はあったと思う。その否定ではありません🙆