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マラソン/ランニング。IT寄りの/IT以外の日常。美術展/建築/工業デザイン。長文でもなるべく読みやすく構成する文章練習帳

2016/7 富士山 初登頂

am 4:32 ご来光

※あるクラウドサービス内を久々に眺めていると、ブログ用にとメモしていた過去テキストがいくつか見つかる。6年前の下記をリライトしつつ今さらブログ記事にしてみる。長くなるけれど1本で。見返しつつ書き残すのも中々楽しい作業と判明。以下本文。


「2016/7/1 富士山 山開き」の報を目にした、富士山未経験の男性2名。どういうわけか「ちょっと行ってみますか」と話がまき上がり、7/9-10 1泊2日 初心者向け はとバスツアーに参加。無事ご来光を拝めました^^/

2016/7/1 富士山 山開き

タイムライン的まとめ

  • 五合目から登山開始:雨風をかなり浴びるつらい道中。レインウェアでのフルガード
  • 七合目以降:岩場地帯はなかなかハードな岩登り、けれどいかにも登山という感じ。雨はほぼ上がった
  • 八合目:無事到着した山小屋「太子館」でカレー食べて寝袋で仮眠、夜12時過ぎに出発
  • 本八合目~九合目:漆黒の登山道をヘッドランプで照らし、上がりに上がる。登山者で行列ができる。アジア系も多いけど欧米人もけっこういる。日本人グループはわりと少数派
  • ご来光!:am4:30過ぎ、山頂手前の登山道でまみえることができた。次いで山頂へ到達!
  • 下山:下山道を降りるだけ…と思いきや、斜度大きめの下り坂が案外ハード。「そう簡単には下ろしてくれない」のが富士山。まあでも、下山も含めて登山なのがよくわかった

行程 Day 1 of 2

はとバスで五合目まで

  • 座席にUSB端子が。このころから長距離バスの座席ごとにこのような端子が設置されていた

  • 今回参加した富士登山ツアーのバンダナ。何となくもらい何となく撮影するものの、見返すときは「2016」がちゃんとした記録になるので侮れない

登山スタート 吉田口 五合目から

  • 雨風のなか出発。ちなみにレインウェア・バックパック(+雨除けカバー)・シューズなど装備品は有料レンタルで事足りた。今思えば、至れり尽くせりなツアー

  • やめよう弾丸登山

  • 序盤はこのような「雨と靄(もや)と」の印象。見上げても何も見えず。風も結構あった。ツアーガイド先導・複数参加で心強かったのを覚えている

  • 岩場を登る。ロープは固定されていない箇所のほうが多かった。固定しても(使う人が多いので)すぐ外れるのだろう

  • 空が明るくなってきた。岩は特徴的な赤い色を帯びてきた

  • 雨あがる(…元テキストはこれだけ。写真も質素に空だけ=ここまで雨が残っていた、ようやく上がった、と感じたのだろう)

八合目~山小屋「太子館」到着

  • 「ここは八合目 標高3020m」3776*0.8=3020。五~十(山頂)までのうち6割は来たと実感。(※この後どんどん斜度が上がることを当時はよく知らず、翌朝「本八合目」までたどり着いたときに(まだ九でもないのか…)と思った記憶が。たぶん"富士山初心者あるある"か)

  • 山小屋までの最後の登りを経て…

  • 山小屋「太子館」へ到着。標高3100m。雲海がすがすがしい

  • 食事。当時は少ないなと思ったけれど、今見るとカレーに加え焼き魚などエネルギーのバランスを考えた内容

  • 寝袋はMAMMUT製。寝づらいなと思ったのは最初の10分くらいだったか…体力も使っていたのだろう、ちゃんと眠れた

おまけ:富士山八合目太子館

  • あらためてサイトを見てみた。情報提供が丁寧。各社ツアーと連携し日々の登山客を受け入れ、「初富士山」な人々へを含めノウハウが相当たまっているのだろう。富士登頂へ向けた低山での練習会、オンラインでの勉強会なども開催されているようだ

おまけ:行動食

  • チョコレートをいくつか手持ち。下山まで含めちょうど足りた…けれど、今思えばぎりぎりの量しか準備していなかった。飲料は各山小屋の売店で特別料金な水を買っていたけれど、再訪問するなら、食べる方はもっと多めに持っていくだろうな


行程 Day 2 of 2

山小屋を出発~本八合目へ

たしか夜12時ころ出立。

  • 元祖室(がんそむろ)海抜3250m

  • 本八合目「トモエ館」標高3400m。さらに上へ

  • 斜度が上がっていく。ヘッドランプの「列」ができ、他グループを含めこの時間に上る人の多さがわかる

  • 今回の行程中もっとも印象的な1枚。「列」がジグザグとつづら折りを成している。まだまだ先・上に感じる一方、みんなでチャレンジしている心強さがたしかにあった

明るみ始める空

  • 手元メモには「am3:35」「am4:15」とだけある。日の出の時刻よりかなり早く、東の空が明るくなり始めた

  • たしかこのあたりで、ツアー参加者のうち後方の人を待つ時間(10-20分くらい?)がしばらく発生したことを記憶している。その待ちの間に眺めていた、徐々に明度を得ていく空。それを遮るものが何もなく、(まだ山頂ではないものの)日本最高峰に立っていることを実感できていた

ご来光

  • どの段階をご来光というのか?この写真の頃だろう。山頂にはまだ着いていなかったけれど、はっきり円形の神々しい太陽を出迎えられた

  • 「来た!am4:27」

  • 「ご来光 am4:32」

登頂

  • 「登頂 am4:51」とだけメモがあり、対応する写真が残っていない。何を撮ったんだったっけ
  • 「山頂より山中湖を見下ろす am4:57」「山頂より am5:07」「山頂より am5:10」山中湖があんなに小さく。そして鏡面のように輝く。これも言葉を添える必要のない美しさ(だから3枚も撮っている<自分自身)

  • 山頂の山小屋 大にぎわい

  • 焼印入り金剛杖。そういえば外国人登山客はけっこうこの杖を持っていた気がする

  • 「山頂より am5:31」見納め…どうやらこのアングルをえらく気に入ったようだ<自分自身

そして下山

  • 下山道へ。トモエ館のあんぱん。山頂を含めこんな場所に売店があり、思えば、現金さえ持っていれば食料や水分に困らない。日本・世界から登山者が訪れる需要とはいえ、恵まれた環境であることには違いない

  • 「下山道より am6:38」

  • ひたすら赤土の斜面を下る。楽かと思いきや深い砂利道で、やわらかめであるものの踏み入れる両足にはそれなりの負担が

  • ほぼ下りきった。遠くに山小屋が見える位置

  • お馬さん