brightcommons table

マラソン/ランニング。IT寄りの/IT以外の日常。美術展/建築/工業デザイン。長文でもなるべく読みやすく構成する文章練習帳

マラソン大会要項:封書はオールドメディア?

…その通りオールドだけれど、この時代逆に、受け手個人にヒットする有効なPR手段だな、と感じた話。

届いた茶封筒

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さきほど軽い茶封筒が届き、開くと次回「第32回 鶴ヶ城ハーフマラソン大会」の大会要項だった。

そういえば昨年10月の前回に初参加エントリーするも諸事情で参加できず。また参加したいとは思うものの、エントリー締め切り日などチェックするほどではないなと

そこへふらっと届く封書

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A4見開き4ページ、シンプルな、しかし明快な内容。「そうか4/1からエントリー開始か。今度は行ってみようかな」と俄然興味が

アナログな"通知"が目立つ時代

一度エントリーしたマラソン大会事務局から、翌年の大会要項が郵送されるケースは、こんな風にけっこうある。

いまや大会ごとのSNSから情報発信も自然になった。大会サイトを持つだけでは参加希望を誘引しにくくなっただろうし、各自の接触時間を考えればそれが有効だろう

そんな場で目にするのと異なり、まさにダイレクトに届き、(ここでは郵便物としての)メールで"通知"されるという仕組み。しっかり有効な気がしました

※まあ「興味があるからそう感じる」という心理バイアスがかかっているとは思います。。

春は桜

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こないだジョグで訪れた板橋十景 石神井川の夜桜。圧巻でした

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石神井川沿いは、たまに道路横断はあるものの信号もなく、ノンストップで走れます

ランニング関連企業:コロナウイルス禍への対応

My parking stall

ふと見つけ、読みたい内容だったので勉強がてら翻訳を。 ※多少の意訳・抜粋・省略があります

記事タイトル

How Running, Fitness, and Recreation Companies are Responding to the Coronavirus Outbreak

ランニング・フィットネス・レクリエーション企業:コロナウイルス感染症拡大への対応

本文

With retail stores, gyms, and studios across the country currently closing their doors to slow the spread of the coronavirus, several companies in the running and fitness industries are stepping up to support their employees and others affected by the pandemic.

  • コロナウイルス感染症の被害拡大を抑えるため、世界各国のショップ、スポーツジム、フィットネススタジオの多くが閉店中である。いくつかのランニング・フィットネス関連企業は、このパンデミックに影響を受ける従業員などを支援する対応を取りはじめた

Some businesses, such as Brooks and Lululemon, have promised to pay their retail workers full compensation while the retail stores have closed. Others, including Nike and Under Armour, have pledged to donate money to support coronavirus response efforts.

It’s important to note that large companies are perhaps better suited than smaller ones to weather the financial loss of temporarily closing their stores. Many smaller operations—including local running stores, fitness studios, and event organizers—are struggling to stay afloat without customer foot traffic or races to pull in revenue at this time. Here are some ideas on how to support your local running community.

  • 大企業であればおそらく、一時的な閉店に伴う経済損失を乗り越えることが(少なくとも中小の会社よりは)可能だろう。もっと小規模な経営母体―各地域のランニングストア・フィットネススタジオ・イベント運営者など―は、店への客足や収益源となるレースが無くなり、今まさにやりくりに苦労している。地域のランニングコミュニティを支援する方法をいくつか紹介する

During this uncertain and isolating period, lifting each other up is of utmost importance. Here, we’re highlighting a few of the generous ways that companies in the running, fitness, and recreation industries are responding to the coronavirus outbreak.

  • 今回のような不透明な隔離期間には、お互いが高め合うことがもっとも重要である。ここでは、ランニング・フィットネス・レクリエーション関連企業がコロナウイルス感染症拡大に対応する例を以下のように採り上げる

We’re keeping an eye on how other companies are supporting COVID-19 relief efforts and will update this list when possible. Also, please tell us in the comments if you know of a company assisting its employees and the greater community during this time. The coronavirus spread is a rapidly developing situation. For the most up-to-date information, check resources like the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) and World Health Organization (WHO) regularly. This story will be updated as new information becomes available.

  • この記事は、他の企業がどんなCOVID-19対策を支援するかにも注目し、随時更新中である。ここに挙げた他に、従業員や大規模コミュニティを支援する例をもしご存知ならコメント欄で教えてください
  • コロナウイルスの拡大は急速に進行中である。CDCやWHOが提供する最新情報を定期的に確認しよう。この記事は随時更新予定

各社の取り組み詳細

記事はまだ続き、各ブランドのSNS投稿や詳細が読めます。今後も更新されるようです。

記事全体を日本語翻訳で読みたい方はたとえばGoogle翻訳をどうぞ

  • Nike
  • New Balance
  • Adidas
  • Swiftwick Socks
  • Clif Bar
  • Boston Athletic Association
  • Superfeet
  • Under Armour
  • Lululemon
  • Brooks
  • Keen
  • Outdoor Voices
  • Athleta
  • Buffalo Marathon
  • Oofos
  • Linden x Two

(以上4/11 21時現在)

東京マラソン2020 大会内容変更:雑感

東京メトロ "Find my Tokyo Marathon"
東京メトロ "Find my Tokyo Marathon"

国内最大のマラソン大会による意思表示。

2020/2/17を境に潮目は変わり、他大会の非開催(または大会内容変更←名古屋ウィメンズはこれ)のアナウンスが続く(2/22夜時点)

東京マラソンにならえ」のように、大会ごとを単位とした"上意下達"をまざまざと眺めている心持ち。

思いはいろいろ、前向きに。影響と今後など、感じたことをつれづれと(本当に雑感で、結論・提言のような内容はありません):

全般

  • 安全寄りの方針で、妥当な判断だなと
    • ランナー・沿道応援皆さん(ランナーより大多数)・運営側(運営会社・ボランティア・警備会社‥など)が密集する場を作るわけで、新型ウイルス禍が広がる中、罹患者が(かなり可能性高く)増えることを想定したのだろう
    • もちろんワールドワイドの視線も意識。開催して罹患者が増えることになれば「東京は(or日本は)何やってんだ」
  • 今回は一般ランナーとして当選し、ランナー受付ボランティアと合わせて楽しめる予定だった。これがぽっかりと無くなった点はたしかに残念
    • けれどまあ、こういうこともあり得るよな〜という印象

運営サイドの思い・意思決定の迅速さ

  • 東京マラソン財団や運営会社皆さんの顔が浮かぶ。特に親しい関係ではないけれど、毎年のボランティア活動で「こんにちは~」「今年もよろしくお願いします」と挨拶できる間柄
  • そんな皆さん(や東京都 日本陸連 東京陸協 警視庁 東京メトロ…書ききれないけどその他関係者皆さん)による打ち合わせの連続、大小の意思決定が矢継ぎ早に行われたことだろう
  • あらゆる中止対応はある程度マニュアル化されているだろうけれど、一般ランナー向け・ボランティア向けを受信したタイミングから感じたのはとにかく「迅速」だった
    • 2/14時点では「中国在住の参加者はすみませんが自粛を」の通知。つまり3日前の時点では「開催する前提」

  • 諸契約のキャンセル・損害保険の適用(の対象?興行中止保険は適用対象?ここはよくわからない)など考慮し、間に合わなかった内容もありそう。一般参加者から見える位置では、いただける記念品はたとえばその内容だろう

  • いずれにしても、「なるべく早く決定・アナウンスしないと」の案件だったことに変わりはない

ランナー参加

一般参加枠(=エリート以外)

  • 来年開催「東京マラソン2021」へのエントリー権付与(参加料の支払は必要)
    • 僕はこの権利ありで、ありがたく享受します
    • 一方でアンフェアだなとも思う。今回落選し「次回(2021)こそ走りたい」と思っていた人々を考えれば‥
  • 2021年開催の大会向けの追加募集は?
    • 少ないながらもきっとあるでしょう。都民エントリーなどはもし再設定されれば超高倍率のプラチナチケットに
  • 先行エントリー・二次抽選に参加可能な"サブスク"「ONE TOKYO」はきっと解約続出でしょう
    • いや逆張りで、残っておけば次は倍率が下がる?‥んなこと無いか〜
  • 今回だからこそ参加できた人、1年後はいろいろな事情で参加できなくなる人はきっといるだろうし、言葉がありません
  • 一方「たかだか1つのスポーツイベントだ」とも思っておくほうが、いろいろ柔軟に構えられると思う

エリート枠

準エリート枠

  • 走れず> < 残念。特に基準タイム近傍でエリート枠から漏れてしまった人にとっては。しかしこれも規則。。
  • タイム基準でエリート枠へ申し込み、準エリート枠だった人は、参加できるように調整されたようだ

ボランティア参加

前日受付、周辺イベント関連

■措置内容1(対象:全てのボランティア)

  • 東京マラソン2021」ボランティアへ(抽選無しで)参加可能。活動内容はおそらく再調整でしょう

当日

■措置内容2(対象:リーダー、リーダーサポート)

・ボランティア配置人数の縮小に伴い、下記の方々を対象として、東京マラソン2020ボランティア活動の参加意向確認を行います。

  • 開催される「東京マラソン2020」ボランティアへの参加意向確認があった。もちろん参加の意向を連絡済み
  • 配置人数や活動内容は財団へ一任。高倍率かな?
    • 2/26 追記:活動決定。日比谷交差点東、30k過ぎまたは41kそばのコース整理。ある意味貴重な大会になり、活動こなしつつ楽しみます(^-^)
    • 3/1 追記:41k手前、丸の内仲通りに左折で入る直前のあたりで活動しました^-^

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勝手に予想:第6回 さいたま国際マラソン

「‥世界へ」でなく、国内 or 地元の市民ランナーのための大会に転進すれば、アクセス良い場所で参加者数も見込めるいい大会に生まれ変わる気がします。

応援の仕方はいろいろあるかなと仮想大会案を。※すべて個人の(願望も含んだ)予想です

案1

  • 大会名:SGC(さいたまグランドスラムチャンピオンシップ)
  • 制限時間:4時間
  • 開催月:1月
  • 参加枠グランドスラム枠・陸連登録枠・一般参加枠
  • 表彰:男/女 年代別3位まで(チャンピオンシップ)

グランドスラム枠?

シーズン加盟大会のうち、フルまたはハーフの陸連公認大会での上位入賞者招待枠(男/女 年代別3位まで)

補足

大田原マラソンのような大会が首都圏にもうひとつあってもよいのでは。
3.5時間にすれば「西の別大、東のさいたま」の位置付けも見えてくる。
相当数開催されている「埼玉グランドスラム」加盟大会とうまく連携すれば、埼玉でしかできない大会になりそうな

案2

補足

横浜国際女子マラソン→横浜マラソン」のような位置づけ。「国際」をすぱっと取り去る経緯も近い
ネット6時間で後方スタートのランナー参加者の不安を解消

両案に共通

川内さんの現状評価もさすが。打破するにはまず分析なのですね

この大会への個人的思い

  • エントリーしたことはないけれど、初回からさまざまな改善を繰り返してきたことは伝聞してきた。第5回のコース終盤、陽気たおやかな新浦和橋で応援に立ち、地元皆さん(応援・ボランティア)の楽しそうな表情が忘れられない − 明らかにさいたま国際はこの地に「定着」していた。やっぱりこの地でフルマラソン大会はやるべき
  • 「翔んで埼玉」中盤で語られた「埼玉愛」はおそらく、他県出身者が共感しきれない独特性(いい意味ですよ)を帯びている。一歩間違えば非難轟々の高度なコメディ。こんなコンテンツを持っているのがさいたま

劇中、信男は埼玉県人であることの素晴らしさを熱弁。埼玉県人たちの心を1つにする。

大会公式サイト

上記サイトが次回大会に向けいずれ更新されることを願っています。2020/1現在のサイトより画像を得て貼っておきます

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勝手に予想:東京五輪マラソン 札幌開催

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一言で言えば楽しみ。日程は?コースは?ボランティアは?

(2019/12追記:日程とコースが決定しましたね。いよいよ)

合意なき決定

「合意なき決定」は名言。かつてのワンフレーズ・ポリティクスを思い出した

  • いろんな人がいろんな思いで意見を出して。ある種、平和な議論(controversy)が活発化し民主的でもあるなあと。
  • MGCへボランティア参加した身としては「このコースでオリンピックマラソン開催されない…」の残念さはあるものの。なんだかんだ、決まれば進みだす

北海道マラソンが好きな(4年連続参加中👟)素人市民ランナーとして勝手に予想大会(※すべて2019/11/2時点の #個人の感想です )

札幌開催で誰が嬉しいか?

  • 自治体(札幌市・北海道)の皆さん
  • 北海道陸協・札幌陸協の皆さん
  • 札幌都市圏の観光収入にかかわるすべての人々(五輪マラソン特需)
  • 北海道のマラソンファン

札幌開催で誰が悲しいか?

  • 東京陸協の皆さん
  • 観戦チケット当選者
  • 都内沿道で応援予定だったマラソンファン

参加予定選手は?

「早くコースを決めてほしい」が本音でしょう。決まったら試走できるし

コースは?

  • 会場は、札幌ドーム発着はないようなので「厚別公園陸上競技場」かも?
  • 道内唯一の第1種公認陸上競技場。約2万人収容

コース予想1

  • 競技場→札幌駅→札幌工業高校(北海道マラソンコース内)だと約15km。新川通まで延ばせば片道21kmとれるかな?
  • 観光地前を選んで通るよりは、フラットなコースにしたいはずで、その点も北海道マラソンの実施経験は活きそう

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コース予想2

あるいは、大通公園かなあ?…(北海道マラソンと異なり)有料の観戦者を前提とするならスペース面でむずかしそう

日程は?

当初の予定通りでは。朝6時スタートなどにしないと、札幌でも暑い暑い☀️😵💦となる可能性はある

ボランティアの確保は?

北海道マラソンの開催実績があるので実は問題なさそう。東京マラソン財団から募集があるかな?待ちたいと思います

今後は?

  • 北海道マラソンの認知度が上がる(IAAFランク上昇など)
  • 札幌の市民マラソン文化が醸成される(札幌市内に五輪コース(!)ができるわけで)