東京オリンピック雑感。 #東京2020
前/後半を経てまもなく閉会式。感染症拡大の推移もありつつ、「1年延期」「無観客開催」と歴史に残るオリンピックになっていることは間違いない。
最終日を前にしたこれまでの時点で、感じたことをあれこれと。※リンク多め。深いことはあまり書いてません
参考)書いているいまは
身近なオリンピック
…という点から、1964年以来2度目の夏季大会開催という事実の大きさと並行し、「身近なオリンピック」という印象。貴重。
観戦しているメディア
以下でほぼカバーできている。開催3日目あたりに「自宅にテレビ買おうかな」と少し思ったけれど結局買っていない。
Yahoo! 特集サイト 動画
- 各競技が行われたその日のうちに(終了後、それほど時間を置くことなく編集されて)公開される。ありがたい
- 事前に注目されていた競技や選手というよりは、競技そのものの結果を受けて「すばらしい結果だった、盛り上がった」内容がよく選ばれている
NHK YouTubeチャンネル
- 「2分でわかる!」シリーズがありがたい。このサイトも速報性が高い
Instagram @tokyo2020
https://www.instagram.com/tokyo2020/
- タイムライン、ストーリーズとも魅力あるセンスの高い写真・映像が並ぶ。プロの仕事
- 競技結果を知る目的ではなく、写真メディアとして楽しめる。
- 日本語の投稿はほぼなく、グローバル発信がほぼ100%意識されている
NHKラジオ
- ブラウザでプレーヤーを開き、ライブ中継を在宅勤務中に流したり、夜のハイライト放送でその日の結果をわかりやすくまとめてくれたり
振り返ると:プッシュ型観戦
- 何が何でも「この競技(or ○選手が出るこの時間帯の競技)を観る!」と自分から調べて観る(プル型)…ではなく、
- 「今日のオリンピックは…いまこんな競技をやってるのか、ちょっと観てみよう→おおおもしろい」と興味が湧く(プッシュ型)
雑感あれこれ
時差なし開催
- 各競技は普通に、午前中/昼間/夕方/夜間と開催される。ああ自国開催ってこういうことかと
- 「早朝に目が覚めてテレビやSNSに目をやる…」「深夜に競泳やサッカーのライブ放送を観る」がこれまでのオリンピックあるある。パリ大会・ロサンゼルス大会では"再現"されそうだ
- そして、テレビのゴールデンタイムである夜間に野球・サッカーが配され、やっぱりこれら競技が(視聴率を)カウントできるのでしょうね
讃えあう瞬間
- ウルフ・アロン選手の決勝以外でも、個人対戦の競技を中心に、対戦後に(握手やハグをして)相手を讃える瞬間は多くみられた。
- かつての大会では、握手しようとした手を他方が払いのけるようなシーンも見た記憶がある。
- この周辺状況の中「競技選手として準備し、本番舞台に立った者」どうし、相互のリスペクトがかつてより高かったのだろう。感動
- スケートボード(ストリート・パーク)でも「競技相手と楽しんでいる」様子がけがれなく映像に残っている。午前開催で降り注ぐ夏の太陽もいい効果
Moments after 15-year-old Misugu Okamoto fell and missed out on a skateboarding bronze medal, Aussie Poppy Starr Olsen and other competitors raised her up on their shoulders and cheered her on.
— ESPN Australia & NZ (@ESPNAusNZ) 2021年8月5日
Sport ❤️#Tokyo2020 | #Olympics pic.twitter.com/T5WETgPy7k
スポーツクライミング「オブザベーション」
- 対戦相手どうしが、目の前の課題攻略について相談している。この競技では慣習なのだろう
https://news.yahoo.co.jp/articles/32943d4e191cf877cf486aa69deab8af8d29f249
"競"技なのでは…は古い価値観か
- 対戦・対立ありきだったスポーツ競技の在り方・見せ方・選手のメンタリティなど、新しい価値観を提示してくれた
- 個人的には今のところ、今大会全体でいちばん印象に残っている
日本選手の好調
- 初日、柔道軽量級で男女2名ともメダル獲得(渡名喜選手 銀🥈+髙藤選手 金🥇)これは雰囲気・モメンタムの形成に大きく寄与したと思う
- 大迫傑選手は(陸上の)初日に対するコメント
全体の雰囲気を作る上で初日ってすごい大切だと思うんだけど、長距離は三浦くんの3000mSC日本記録でスタート!!良い!!
— suguru osako (大迫傑) (@sugurusako) 2021年7月30日
"無観客" が好影響?
- 選手にとっては実はメリットだった?集中できる・リラックスできるというような
柔道:日本武道館が会場
- やっぱりこの場所(聖地)で、堂々の日本代表として、注目される国際試合ができる点。引き締まるというか気持ちよかったでしょうね
- 個人戦でいい結果が多かったのも、これが多少は影響あったのでは
競泳:トップ選手の速度表示
- モーションセンサーで速度がリアルタイム表示される。「A選手、終盤の追い上げ!」が定量化されておもしろかった
- そのうち…他競技(自転車・マラソン・アーチェリーなど)で心拍数、柔道など持久系競技で乳酸値が表示されるとおもしろい気はする
- 心拍数はパーソナルな値なのでややセンシティブか。かつ相手陣営にその情報が伝わると困るかも
センス良い中間色
- 各映像で気づいたけれど、落ち着いた色が使われていて、いい選択だなと感じた。
- 選手自身やコートと同じく「常に映り続ける」場所なわけで、どんな色を使うのかは大事なファクターだろうなと再認識
- リオ五輪はたしか原色系で、開催地のイメージに沿う印象的な配色だった。あれはあれでよかったような
テニス(有明)
コート部分以外の外側。青
スケートボード
紫
卓球
赤(画像にコントラストが高めに見える…実際はもっと落ち着いた赤)
カラーブランディング
実際は5色が規定され、競技により決まった色(例 柔道のたたみは黄色系だった)に合うように選択されたのだろう
豊洲市場に大きく掲げられたロゴ