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マラソン/ランニング。IT寄りの/IT以外の日常。美術展/建築/工業デザイン。長文でもなるべく読みやすく構成する文章練習帳

HP ENVY x360 13 - ファンクションキー周りの設定変更

テレワーク需要で(一部界隈に)人気沸騰?AMD Ryzen7搭載のコストパフォーマンス良モデル。その人気+海外からの部品調達の大幅遅延=在庫薄の状態がしばらく続いたけれど、2021年1月下旬に無事納品。

このメーカーのパソコンでの(個人的)儀式ともいえる設定変更を実施した。

何を設定変更?

押下するキー 動作
設定変更前 [F1] [F2] … [F12] 単体 アクションキーとして動作
設定変更後 [F1] [F2] … [F12] 単体 ファンクションキーとして動作
^ [Fn]+[F1], [Fn]+[F2], … [Fn]+[F12] アクションキーとして動作

設定変更前(初期設定)は、

<[F1] ... 単体で押す=「アクションキー」として動作>

これを、

< [F1] ... 単体で押す=「ファンクションキー」として動作>

という状態に変更する。いや、後者がデファクトスタンダードな気がするけれど、このメーカーの場合前者が初期設定。世界は広いですね。。

アクションキー?

  • 最初の画像上部、キートップピクトグラムで示された機能
  • 後述の通り便利なものもあり、決して無用な機能ではない。しかし [Fn]+キー同時押しで動作する方が自然では?

個人的によく使うファンクションキー

  • [F10] 日本語入力中、入力結果を半角英数字に変換する
  • [F12] Webブラウザの開発者ツール

個人的によく使うアクションキー

  • [F5] スピーカー(音声出力)のミュートオン⇔オフ
  • [F2] [F3] ディスプレイ輝度を上げ/下げ

設定変更手順:「BIOS Setup Utility」を使う

  • パソコンの電源オン、またはWindowsを再起動
  • 画面が黒いうちから[F10]を連打
  • BIOS Setup Utility」画面に遷移
  • 「Configuration」タブを表示
  • 「Action Keys Mode」初期設定「Enabled」を「Disabled」に変更
  • 「Exit」タブを表示し、設定を保存してExit(パソコン再起動)

Action Keys Mode

設定値 説明
Enabled Requires pressing only f1 through f12 to activate action keys
f1-f12 キーだけの押下でアクションキーが機能します
Disabled Requires pressing fn key + f1 through f12 to activate action keys
fn + f1-f12 キーの押下でアクションキーが機能します

参考情報

上記手順と同様の情報があります。

メーカー公式のドキュメント

「個人向けNotebook PC - 単独で f1~f12 のファンクションキーが機能しない場合の設定方法」

ユーザーどうしの親切なやりとり

とある迷惑メール(盛大な誤訳)

ここまで盛大な誤訳は逆にすがすがしいと感じ、スクリーンショットつきの記録として一筆。

件名など

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  • From: はあえて隠さずに貼ります
  • 「このメールにはご注意ください…」赤背景部分はGmailならでは。迷惑メール判定された場合に「迷惑メール」フォルダに入る

本文

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  • 読む必要なし。しかし「どんな文章で騙そうとしているのか?」に興味があり少し読んでみることが多い
  • 1 文目に「…不足している生徒が多い…」を見つけ「おや?」
  • 接続が変な「てにをは」、「ただちにお願いくださいします」のような妙な敬語のパターンが多い中、その数段上を行く誤訳

何か別の文章が不定の頻度で挟まっているようだ。よもやよもや。

分解

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  • 最初から眺め、唐突に挟まった部分を挙げ水色線を入れてみると、何やら食事摂取の統計調査結果らしき文章が挟まっている
  • 水色線部分を除くと、よく見る迷惑メールの文体に落ち着く

こんな暗号文を思い出した:

挟まった文章部分は何だろう?

  • 末尾付近にあった

"野菜摂取の必要性の認知"

この特徴的な表現でGoogle検索("で挟み完全一致検索)すると

広島女学院大学の先生による2014年の論文PDFが見つかる。前述メールの他の表現にも一致する(リンクはやめておきます)

  • もちろんこの論文自体が悪いわけではない
  • おそらく、フィッシングメールのテンプレート文を中日?翻訳※しようと、この公開文献(を含む文献群)を対訳コーパスとして学習した機械翻訳エンジンを使い、そのエンジンが盛大に誤訳したという状況だろう
  • ※メールヘッダからは広東省深セン市から発信されている。ただし本当の発信元所在地は不明

「ニューイヤー駅伝2021 in ぐんま」ボランティア

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2021/1/1 参加してきました^^ 淡々としたメモですが、印象に残った点を:

桐生市役所前(画像中央そば:ピンク点のあたり)

  • 当日集合時に担当位置の割り振りを受けました。
    • 6区沿道(画像 ピンク色点のあたり)
    • 5区→6区のたすき渡しを数十m先に眺め、6区選手が駆け出すあたりの沿道に立ち監察活動

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https://twitter.com/athleteboo/status/1344853372168388609?s=19

シューズの着地音

  • ランナー側を向かない「背中で応援」の体勢。沿道声援がない分、予想通り着地音がよく聴こえます
  • ナイキ厚底特有の"ボフボフ"着地音が多かったけれど、そればかりということはなかったです
  • たすきを待つ選手は横目で遠くに眺められ、アディダスのadizero adios Proも複数名いました。あの「蛍光イエロー+三本線」は昼間でもとても目立ちます👌
    • 予算面で敷居が高いものの^^; 一度は履いてみたいシューズ

沿道観衆

  • 多少おられました。しかし例年の中継所周辺を想像すれば、それよりはかなり少なかったです
  • (場所柄、もしかしたら例年はあるのかもしれない)八木節の応援演奏もなし
  • (少なくとも自分が見えていた区間では)今回は自宅テレビで…と自粛した人が多かったようです

中継所ならではの風景

  • シチズン社計測準備のようす:
    • 選手通過までは待機時間があり、「こんな計器を使うのか~」など少し遠目で眺められました
  • スチル写真用400mm望遠レンズ:
    • テレビ局報道の方が構える一眼レフ。真横から眺めると拡声器のような形状
  • テレビ中継:
    • 森田正光さんのお天気レポート。「風向き」「コースの傾斜」に触れていてさすがです

※写真はすべて活動終了後のものです

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参考サイト

主催

共催

今回のボランティア募集ページ

マラソン大会参加履歴+予定 (by BIツール Looker Studio)

もらった完走メダル 2014-2020


Googleデータポータルは2022年10月に「Looker Studio」に名称変更されました。記事内のプロダクト名は(迷ったけれど)作成当時のままにしておきます

最初にまとめ(これは何?)

2014年東京マラソン(=まさかの当選)に始まるマラソン大会参加履歴。
これまで過去ブログ記事でのHTMLテーブルに追加していたけれど「Googleデータポータル」を使ってみることにした。

作成したGoogleデータポータル

  • 各チャートそばにあるメニューからいろいろ表示を切り替えられます
  • 表示可能、編集不可能

Googleデータポータルを使った理由

  • ラソンを始めてからのトレンド(年ごとのタイム変化など)をざっくり見たい
    • これだけならたとえば「Excelシートにデータを入れ→散布図か折れ線グラフを挿入」でも実現できる
  • BIツールの基本を習得したい
    • 単純な折れ線グラフや棒グラフのほか、動的なチャート表示、地図へのプロットも可能。より有機的な可視化
    • 末尾に挙げたいくつかを検討し、今回はこの「Googleデータポータル」にした

使い方(見方)

準備した元データ

  • 今回はシンプルにGoogleスプレッドシートへ入れた。種々のデータベースとリンクも可能
  • 1行1大会。赤枠で囲った列のデータを手動入力
  • その右の列はシート上で自動計算するようにした。たとえば数値「h」「m」「s」を数値で入力し、時刻型「net time」を計算
  • 「大会回」や「市区町村」は結局チャートには使っていないけれど、このシート上だけでの記録として残してある

作成したチャート

  • 上記データからチャートを自由に作成
  • 「レポート」を作成し、チャートを自由に配置
    • ※この「自由に」が実はメリットかつネック。自分の作りたいチャートに到達するまで、(慣れないうちは)諸設定の試行錯誤が必要
    • これはどのBIツールであっても同じと思います
  • Googleデータポータルの場合、構造の階層は大まかに「レポート>チャート>データ」

フィニッシュタイム 時系列

フィニッシュタイム フルマラソンのみ

  • 「タイプ」メニューから絞り込み表示

  • だんだん右下がり(タイム短縮)
  • 日本地図:都道府県単位で参加回数をカウント
    • 東京が最多ながら北海道・長野・兵庫も多い

都道府県ごと参加回数

  • 「期間を選択」メニューから絞り込み表示
    • 単に「前年」などを選ぶか、from/toで任意の年月を指定

  • 2019/1-2020/5 フルマラソンだけ表示
    • 元データのテーブル表示も加えており「あ~あの大会も出たなあ」と思い出せる

一覧表としての運用

  • あとは単純に、記録を得るごとに、Googleスプレッドシートに1行ずつ追加していけば、各チャートは自動更新される。
  • 上述程度のチャート群なら、Googleスプレッドシートのチャート機能だけでも充分(データポータルをあえて使うメリットはあまりない)

おまけ考察:「参加大会記録の可視化」というニーズ

受け皿は現在なし?

  • 2020/9現在、スマートに管理してくれるサービスはないですよね、、
    • RUNNETやスポーツエントリーに大会記録は残るけれど、再利用を想定していないHTML表でさらっと表示されるのみ
    • たとえば今回自前で作ったようなチャート群や、チップ計測した(5kmごとラップなど)記録を、シンプルなインターフェースでいつでも確認できるような機能があれば、有料化しても広まるのでは
  • アールビーズ社はきっと可視化・分析を内部で行っており、「~マラソンランキング」「ランナー世論調査」などを商材にしていることでしょう(データ提供側として特に問題はない。個人情報管理が厳密であれば)

http://runners.co.jp/press/

代替は時計メーカーのアプリケーション

  • 現時点で、個人単位で蓄積する記録(大会以外を含む)の可視化・分析は、GPSウォッチ用のアプリケーションでほぼ代替されている
    • Garmin Connect、Garmin Sports、SuuntoEpson Viewなど
    • 各社のハードウェアを使い続けてもらおうという囲い込みが目的
  • Stravaは基本部分を無料、高度な分析機能を有料とうまくマネタイズしている(ように見える)

参考:検討したツール

  • このご時世、多様なBIツールがあると思いますが、今回検討したものだけ挙げます
  • 小規模な個人利用であり、無料版があることが条件

Google Data Portal (Google)

  • 無料
  • 公開範囲を制御できる

Tableau (Tableau Software, a Salesforce company)

  • 「Tableau Public」以外は有料。「Public」は作成内容が必ず公開される
  • 個人情報はなく別に公開で問題ないのだけれど、公開範囲を制御できないのがネック
    • 厳密には「特定大会のナンバーカード」データを使うと、それは氏名等に紐づけられるため個人情報?

https://public.tableau.com/ja-jp/

Power BI (Micosoft)

  • 無料版なし(無料トライアルは可能)
  • Officeアプリケーションに慣れていれば(基本的には同じユーザーインターフェースなので)充分に選択肢かと

2020年=テレワーク/リモートワーク元年?

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Photo by Ekaterina Bolovtsova from Pexels

実体経済が部分的に・法的に止まる経済的国難。 春の陽気のもとでの経済危機。

2020/5/7以降も緊急事態宣言(・東京都の緊急事態措置)が継続するようだ。

テレワーク/リモートワーク元年

この宣言・措置を受け在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)が法的に推奨されたことになる。そして実際始めてみると、少なくともIT界隈では:

これらのおかげで「通常業務がほぼ問題なく行えている」ケースが多いと実感。(もちろん職種・業種によりさまざまですね)

→ 宣言・措置の対象期間が終了した「あと」も、いわゆる在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)も継続される可能性が高い

ニュー・ノーマル

コトラーさんも言及した「ニュー・ノーマル」時代。時代推移の一側面をまさに体感しているなと

これまでは?

  • 定着・浸透の気運はこれまでおそらく何度かあったはずながら、「在宅勤務が法的に推奨される」ようになったことが大きなドライバーになったか
  • 「いや、すでに一部職種/業種では定着していた」し、「在宅勤務?無理ですよ‥の職種/業種が多い」のも存じ上げております

何に困らないか

  • コミュニケーション(メール・グループウェア・オンライン会議・VPN通信環境)
  • 関連業界は、おそらく今後二度とない特需に沸いているでしょう(話題に挙がることは少ないけれど)

何に困るか

  • 営業・販売促進
  • 口頭で確認したいとき

…ただいずれも、代替手段で対応できることがほとんど。「コミュニケーションに困らない」ことに気づいた職場環境なら、かつての職場に戻ることはもうなさそう

長期的には、いい時代に推移していく点(のひとつ)だと思う